私が感動したサトリの本、”それ”は在るのご紹介

一月ほど前に、何気なく面白い本がないかなと「amazon」の和書コーナーを見ていましたら、カスタマーレビューで絶賛されている本がありました。
“それ”は在る―ある御方と探求者の対話 (覚醒ブックス) という出たばかりの本で、すでに売り切れとのこと。たまたま土曜日ですぐに読みたくなって、大きな書店に電話してみますとジュンク堂には在庫があるとのことで早速注文し、町まで買いに出かけました。

行ったついでに「クンルンネイゴン」のKANさんの本(書棚にないので店員さんに聞いたらその日入荷したばかりであったとのこと)など、3冊ほどに厳選して購入。帰りに喫茶店でコーヒーを飲みながら読書にふけり、家に帰ってからも食事の時以外はその本を読みふけり、かなり分厚い本なのですが1日で完読してしまいました。

久しぶりに時間を忘れて読みふけることのできた本当に心をワクワクさせる本に出会ったと思いました。

この本は結局は宇宙の仕組み、現実とは何か。心の仕組み、いつどのようにすれば悟りは得られるのかなどが、繰り返し繰り返し、探求者とある御方との会話を通して認識が得られるように書かれています。

何か読んでいる内に20代から30代にかけて必死で読んだ、OSHOの語り口によく似ていることに気付き、たいへんなつかしくあり、またその当時の感動がよみがえってくるのを感じました。

このような、いわば言葉では表すのが難しい、言外の意味を理解しなければならない内容のものを、一方的な文章で理解してもらうことはたいへん難しいことであるし、また読む方もなかなか理解が進まないと思います。

しかし、このように繰り返し、繰り返し、心に湧いてきた探求者の疑問に丁寧に答えるという記述形式を通して、押したり引いたりしながら、さながら自分の疑問に答えてくれるように、それもいろんな角度からこれでもかこれでもかというように、説明をしてくれているために、たいへん理解が深まるようにできており、なるほどこの手の本にはこのような形式が最適だなと思わせてくれます。

この本の内容はすべてが気づきの連続ですが、私が最も素晴らしいと思ったのは以下の気づきです。

ある御方は、この世に起きることはすでに完璧に書かれており、書かれていることは必ず起こり、書かれていないことは起こらないと言います。
すべてがもうすでに決まっているなら、全く自由がないように思えるのですが、実際はそうではないのですね。
すべては神の完璧なシナリオによって決まっているのですから、心に浮かんできたことは何をやっても書かれたとおりであるわけですから、それが自分にとって最善であるわけです。
そうならば書かれたことであるからには、完璧なシナリオ通りであり、何をやってもそれ以外に最善はないわけですから、何をやっても良い。これこそ自由以外の何物でもない。ということになります。

すべてを信頼することが大事であること。
本当に自分を信頼すること
起こることに同化するのではなくて、観照者として見つめること
また何かをすることではなくて、そのまま「在る」ことが大切であることを繰り返し強調されています。

すべては書かれていることしか起こらないということですから、私がこの本に出会って肝銘を受けたのもすでに書かれてあったことだから出会うことができたと言えますし、またどなたかがこの感想を読まれるのもすでに書かれたこと、またこの本を読んでみようかなと思って注文されることがあったとしたら、それもまた書かれたことなのでしょうね。
そのように思うとこの世の中ってたいへん面白いでですね。見るもの聞くものがすべて完璧なタイミングで深い意味を持って起こっているのであると感じることができれば、本当に今目の前で起こっていることを大切にし、大いに楽しまなければいけないと思いますね。

 

またクンルンネイゴンについては後日書かせていただきます。

 

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