至福の時間

 お昼休みには会社の近くに食事に行くのですが、最近行き始めた店があります。そこは喫茶店ですが、毎日おいしい日替わりの定食を出してくれます。おいしい刺身が付いていたり、さば煮やコロッケなどなかなかおいしく、また食後のコーヒーもサイフォンで入れてくれたりで、大変気に入っています。

 店内はスナック風のカウンターに大きなテーブル、またたくさんの4人掛けのテーブルがあり、内装もしゃれていて落ち着いた雰囲気です。

 食事が出てくるまでにカウンターの隅においてあるものを何気なく見ていると、色ガラスでできた装飾のライトが目につきました。赤い色のブドウの房のようなライトを、緑の葉っぱがきれいにまわりを包み込んだ、豪華なガラス細工でした。
 これをきれいだなと思ってじっと見ていると、何か昔にこれと同じようなものを見たことがあるような気がし、またその時の何ともいえない不思議な、なつかしい感触がよみがえってきたのです。

 私には、また、必ずある色の自動車を見ると、小児期に味わった何ともいえない気持ちの良い、えもいえない楽しいような、おなかがもぞもぞするような特殊な感覚がわき上がってきます。それはある特定のブルーの色で、その特殊なブルーでなければならないのです。あまりその色の車は走っていないのですが、たまたまその色の車を見ると必ずその感覚がよみがえってきます。またこれはある特定の音楽にもいえることですね。

 気分が沈んだときや、疲れたときなどにはそのような何ともいえない心地よさを甦らせてくれる色や音楽を必死で思い出します。そして、その感覚にひたりながら、このような至福の時を味わえるなんて、生きていてなんて幸せなんだと感じるのです。

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Posted by ceeport2012