素晴らしい映画に出会いました。Thrive

前々から見てみたいと思っていたThriveという映画をやっと見ることができました。といっても日本では上映されていませんし、dvdも購入出来ないのでアメリカのサイトでのストリーミング映像です.(3日間で5ドルですから安いですね。)
映像も本当にきれいな夢のある映像で、内容も本当に見てよかったといいますか、これまで私が色んな本を読んできてわかってきたものを、本当にわかりやすく集大成してもらったようなありがたいものですが、ここまで8年間をかけてまとめられたということで必見の出来映えと思いました。
これをまとめた方はアメリカの大企業であり、日本でもおなじみのプロクターアンドギャンブル社の御曹司です。
P&Gといえば、影の世界政府の中枢でしょうが、その御曹司ならば将来の経済的な安定や世界的地位は約束された桁外れのエリートですね。
そういった立場の方が、世界の在り方に疑問をもち、なぜ戦争や貧困がなくならないのか,その原因はどこにあるのかを追求し、やっと知り得た事実を、ご自分の富や欲望をかなぐり捨てて、夫婦でこういった形でまとめられた勇気は敬服に値します.
これを見て私はお釈迦さまが王子という裕福な身分をすべて捨て去り,人間の死や貧さに心を痛め出家して宗教者となったこととよく似ていることに感動を覚えました。
要するにこの映画は、この世の中から
戦争や貧困がなくならないのは、むしろそれらを必要とする権力者がいるからであり、それらの人々の支配構造があまりにも巧みにできあがっており、大衆がそういうことに気づくことのないようにコントロールしてきたことにあるということを気づかせてくれるものなんですね。
これまでは、このような支配者にとって都合の悪い映画はいつも弾圧されてきたという歴史がありますが、このように公開されるようになったということは本当にありがたいことです。
この世の中がどういう社会構造になっているかを明らかにし、何が問題であるかをわかりやすく説得力のある形で表現されているのは素晴らしいことで、これらのことはジャーナリストの方々が書物にまとめて発表されたものもたくさんあります。しかしそれ以上にこの映画の素晴らしいところは、それらをふまえた新しい運動やネットワークとしての展望がかなり具体性を帯びており、それらを引っ張って行こうという方がたの、熱意と情熱が感じられ、こんなことを既にやっている人がいるのだというような希望を与えてくれるところにあります。この映画に紹介されてる方々の輝きのオーラを見て、見るものまで熱い思いにさせてくれます。
この映画を見ると、どんなに小さい火であっても、何とかそれを灯して行こうというワクワクとした力強さ、一人ではなくみんなで力をあわせればきっと変えて行くことが可能であると思わせてくれます。
映画をみた方々が、このままではいけないとみんなが気付いてくれること、一人一人の意識の変革が起これば本当に素晴らしい世界になること間違いないと思います.
もし今の世界はこういう世界であるのだということを知らない方々には、この映画を見てそういう事実を知って欲しいですし、うすうすと感じ始めている方々にも、こういった間違った世界のあり方に対して、善と悪の二元対立で考えるのではなくそれを包み込んだ形で、新しい社会への働きかけをやって行って欲しいと思います.
日本にもギャンブルさん夫妻のような賢いリーダーが出現するこを切に願わずにはいられませんね。
もしご覧になりたい方は このサイトに詳しい見方が載っていますのでぜひ参考になさってください。

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Posted by admin