フィガロの結婚・・「恋とはどんなものかしら」

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「恋とはどんなものかしら」は、オペラ、「フィガロの結婚」の中で、ケルビーノが、あこがれの伯爵夫人の前で、女中スザンナが弾くギターに合わせて自分の作った歌を披露する歌です。
 
 恋をした若い男性の、感情の高ぶりや切ない思いが、転調やリズムの変化によって素晴らしいメロディーに乗せて表現されているように思います。この歌を聞いて感激しない人はいないのではないでしょうか?

 この歌は私が子供の頃からなんとなく耳にして以来、何度も何度もよみがえるように響いてくる最愛の歌のひとつです。「魔笛」の夜の女王のアリアが歌いたくてオペラ歌手になったという女性がたいへん多いのだそうですが、私はこの歌を歌いたくて歌手になった人もけっこういるのではないかと思います。

特にこの歌はメゾソプラノの歌ですから、メゾソプラノの人にとっては最高の歌ですからね。
ではお聞きください。歌っているのは美人歌手チェチーリア・バルトリです。









Voi che sapete che cosa e amor
恋とはどんなものなのか
知っていらっしゃるご婦人方
どうぞ、僕の胸のうちをご覧ください

この想いをご説明するならば
初めてのことでよく分からないのです
あるときは喜びでいっぱいになり
またあるときは苦しみにもなる
凍るかと思えば、燃え上がり
幸福を求めても、それが何かさえ分からない

ため息をつき、わけもなく胸が高鳴り
夜も昼も心は迷い
でもそんなふうに悩むのが、僕は好きなんです

恋とはどんなものなのか
知っていらっしゃるご婦人方
どうぞ、僕の胸のうちをご覧ください

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このページは、が2006年12月17日 23:42に書いたブログ記事です。

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