やっと手に入れた「椿姫」

連休中皆さんいかがお過ごしですか?
私はこのところオペラと英語に凝っていますが、オペラもいろんな解説書を見ていますと、お薦めのDVDやビデオなどが色々紹介されていて、ついそれらが次々にほしくなってしまいます。
有名な「カルメン」や「椿姫(La Traviata)」などは一度見ると、別のオペラ劇場の別の配役のものを見てみたいと思うようになってきて、どれもこれも欲しくなってきます。
歌手や演出家によって、同じ演題でも全くちがった印象になってきますのでこの聞き比べは何よりの楽しみになってきます。
この連休での最大の収穫は、前のページでも紹介し、どの本を読んでも、またインターネットのどのサイトでも「初めてこのオペラを見て感動しました。」とか「この映画を見てオペラにはまってしまいました」など評判がものすごく良いのと、映画版であるために無体の臨場感や、アンコールなどの掛け合いはないのですが、オペラを見比べるという意味でも一度は見てみたいと思っていた、ストラータスのビオレッタ、ドミンゴのアルフレード、レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団/メトロポリタン歌劇場合唱団 、フランコ・ゼッフィレッリの監督・脚本・美術 版の「椿姫(La Traviata)」がやっと手に入ったことです。
椿姫どうしても一度は見てみたい。これを見ないとオペラは始まらない。などと持っていたのですが、もう絶版で、インターネットで必死に探しても、もう日本国内ではないものとあきらめていました。
しかし、ふと思いついて別に「日本語の字幕がなくてもいいのでは」と思いつき、アメリカのamazonで検索してみますと、やっと見つかったのです。よくインターネットにアップされているパッケージとは違いますが間違いなくシトラータス、ドミンゴ出演のゼッフェレッリ演出版です。
色々考えたのですがDVDはリージョンコードが違うので一旦コピーしなくてはならず、VHSはNTSCなら日本でもそのまま見られますので手軽だと重いVHSを購入することにしました。購入金額は約5ドル、送料も5ドルで合計でも1200円ほどで格安です。到着も安い送料だし1200円ほどの安物だから2週間ほどを覚悟していたのですが、なんと29日に頼んで、5月の3日には着いてしまいました。良心的な販売会社で感激しました。
前回のご紹介では、ゲオルギューの「椿姫」も素晴らしいことをご紹介しましたが、夜会の豪華さと、また第二幕目のパリ郊外での田舎生活はやはり映画ならではの野外ロケだけあってたいしたものです.
この「椿姫」にはほとほと感動しました。
特に随所に見られる光をうまく取り入れた演出の見事さと、シーンが淡い光でオーバーラップする様はほんとうに美しいです。
時間を忘れてこの映画に浸ることが出来ます。
しかし、古い録画のせいとストラータスの歌は最高のものではないのが玉に瑕ですが、それを補ってまだ余りあるほどの美しい映像です。
私の保存版として末永く愛蔵するつもりです。

この記事を読んでいる方はこれらの記事も読んでいます

スポンサーリンク

コラム

Posted by admin